突然画面に表示される恐ろしい表示。

慌てて間違った対処をしないようにしましょう！

「この先のサイトには有害なプログラムがあります」

まず初めに驚くのが、背景が一面真っ赤な警告画面。

これは、PCに損害を与える可能性があることを警告するための、Googleの「セーフ ブラウジング機能」です。
（ブラウザがGoogle Chromeの場合です）

セーフ ブラウジング機能

「この先のサイトには有害なプログラムがあります。
〇〇では、悪意のあるユーザーによって、今後の閲覧に悪影響を及ぼすソフトウェア（ホームページを変更したり、アクセス先のサイトで追加の広告を表示したりするソフトウェア）をインストールするよう誘導される可能性があります。（詳細）」

このように、Googleが警告を出してくれています。

「セキュリティで保護されたページに戻る」をクリックすると

「このサイトにアクセスできません」という表示になります。

危ないサイトかもしれないし、そうでない場合もあるかもしれませんが、少しでも危ない可能性があるならブラウザを閉じてしまいましょう。

私の場合、初めて見た表示に驚いて、なんだろう・・・と思い、あちこちクリックしてみてしまいました。

すると、さらに大変なことに。

ピー！という警告音と共に、もっと怖い警告画面が現れました。

「お使いのMacはとても損傷しています！ウイルスを今すぐ削除」表示の対処法

突然現れた表示内容はこんな感じです。

ダウンロードが必要です

次をダウンロードしてください：Mac Cleanup Macから3つのウイルスを削除するアプリケーション。
お使いのMacはとても損傷しています！（33.2％）

ウイルスの情報
ウイルス名：タップスネーク;CronDNS;Dubfishicv
リスク：高
感染したファイル：☓☓☓☓・・・・

「ウイルスを今すぐ削除」

ウイルスの削除
アプリケーション：Mac Cleanup
評価　9.9/10
価格：無料

警告音も驚くし、ウイルスに侵され始めてる感を出されるとビックリして慌てちゃいますよね。

ここで「ウイルスを今すぐ削除」を押したら相手の思うツボ。

こんな時はまず冷静に。

私は左下に表示されている下向きの矢印のアイコンに違和感を感じました。

M？　なんだこれ？

とりあえず、画面は開いたままでウイルスバスターのスキャンを始めました。

本当にウイルスに侵されているならこのスキャンでウイルスを発見できるはず。

「お使いのMacはウイルスバスターによって保護されています」

と表示されています。

保護されているんだから、さっきの画面は嘘だよね、と思いました。

アップデートもしっかりやってますし。

たっぷり時間をかけてスキャンが完了。

結果はもちろん、驚異0！

あれは、慌てて何らかの不正ソフトをダウンロードさせるための巧妙な罠なのでしょう。

ブラウザを閉じて、念の為履歴を削除。

調べてみると、他にも似たような事例がありました。

やはりウイルスではなく、ウイルスが侵入したと見せかけるための悪意のあるサイトだったことが確認できました。

みなさんも、くれぐれも慌てて不正ソフトをダウンロードさせられないよう気をつけてくださいね！

大切なデータを抜き取られたり、パスワードを利用されたり、勝手に悪さをされてしまったりする恐れがあります。

そして、必ずセキュリティ対策をしっかりしておきましょう！